釣行記
Jun 15, 2019

【釣り大会】2019 黒潮バトルロワイヤルⅥ 表彰式(釣なし)

2019年 6月 9日 に行われたオフショア釣り大会
黒潮バトルロワイヤル Ⅵ の表彰式の模様です
 
表彰式の前に記念撮影を行い
 
ホテル ベルヴェデーレ へ移動後
懇親会を経て表彰式を行いました
 
今回はシイラが一匹も釣れなかったため
急遽ヒラスズキの部、そして珍魚賞が設けられました
 
マグロの部・青物の部・根魚の部・ヒラスズキの部・珍魚賞
それぞれ入賞した参加者の皆様、おめでとうございます!
 
そして今回
ご協賛いただいた各社様
参加者の皆様
ご協力頂いたスタッフの皆様
有難う御座いました
 
来年も宜しくお願い致します!

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Jul 3, 2016

2016/7/2長崎・五島列島

 

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S__18456650

ロッド
リップルフィッシャー
ウルティモ83M

リール
ステラ18000H

ライン
バリバス
キャスティングPEマックス 8号

リーダー
フィッシャーマン170LB

ルアー
CBONE ゾロ270

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Feb 24, 2015

2015/2/ 海外遠征 in ニュージーランド vol.2

前日のイメージを持ったまま2日目(最終日)の朝を迎えた。

最終日の朝は少し風があり、昨日より一層肌寒い感じがした。前日より早く起きてモーニングコーヒーをすすり、早々と朝食と昼食の調達にでかけた。もう慣れたもんである

昨日より早い集合ではあったが、待ち合わせ時間よりだいぶ早くマリーナに到着した。船長たちもすでに来ており、やる気が十分みなぎっていた。

挨拶もほどほどに船のエンジンがかかる。
船長もやる気だ。しかし、少し気になるのはマリーナを吹き抜けている風。沖に出れば吹きそうな予感がよぎる。

クルーがロープを解き、船が船首を海に向けた。
川を下り、河口付近に近づくと少し波立っているのがわかる。そして船が大きく揺れだした。

船が沖に進むにつれ、そんな不安は外れた。心配するほどの波ではない。そして船は何もないようにホワイトアイランドに向け走っていく。
途中イルカの群れに遭遇したが、そんなものには目もくれず、ひたすらファーストポイントを目指す。「陽が上がる前に到着したい。」それが今日のキモになると考えていたからだ。過去の浅い経験ではあるが、昔私は福井県敦賀でヒラマサのキャスティングに少し通っていたことがある。そのときに、現地の船長に教えてもらったのが「ヒラマサはローライトの方がトップに出やすい。」真相の程は定かではないが、そんな記憶があったので朝イチのTOPは陽が上る前に投げたいと考えていた。
そして1.5時間をかけ、昨日同様に島南東のカケ上がりポイントが見えてきた。
だが、今日は風と波が前日より強い。大きな波が磯場にブチ当たり、水しぶきが舞っている。

でも、「波」「風」「朝イチ」「ローライト」このような要素を鑑みると、期待が持てそうな感覚ももっていた。何より前日より「魚の匂い」がするような気がした。

船長から準備するようにとの合図があり、各自キャスティングロッドを手に持ち臨戦体制に入り、キャプテンの合図と同時に皆が一斉にキャストを開始。
「出た!」一発目からミヨシで魚を確認することができたようだ。
その声で期待を寄せたメンバーがフォロー風を受けながらキャストを続けていた。

キャスト ITO

 

 

私はカメラを持ち、待望の魚を撮ろうと他のメンバーのルアーを目で追っていた。
よく見ると各人のルアーの下におびただしい数の青白い群れがルアーを追っているのが見える!
と、同時にミヨシで投げていた秋江氏のガンマが水面から消えた。

「HIT!!!」

それを皮切りに至る所で水柱が立ちだした。ラッシュ突入である。
そうなると、凄いことになった。サイズは5kgがアベレージだと思われるが、投げれば出る出る!ロッドが曲がる曲がる!船上が慌しくなってきた。

私もさすがにZENAQ FOKEETO TUNA FC83-4を手にとり、トモからキャストし、大きくジャークを開始した。そして、即バイト!5kgくらいのヒラマサが面白いように食ってくる。とんでもない状況である。これはさすがに日本でも経験できない状況にメンバー全員一喜一憂である。

船上ではクルーがランディングでバタバタしている。これは本当に凄い経験をしたと今でも記憶に鮮明に残っている。「これぞニュージーランド」

少し時間が経過した。陽が上るにつれチェイスはあるもののバイトが少し減って
きた。
キャプテンに少しだけ船を島から離してもらい、ジギングのできるレンジを流してもらうことにした。ミヨシでは引き続きキャスティング、トモではジギングに切り替え流し始める。

今度はジギングが爆釣!
サイズはさほど変わらないが釣れる釣れる!一落一釣!ヒットレンジに入るとドンドン魚が上がってくる。

ラッシュ時Sjigトリプルヒット木戸氏SecondStage 刃シルバーブルー木戸.カツハラ

全員安打どころか、ニュージーランドの爆発力に皆が驚いていた。キャプテン曰く、とんでもない日には20kgクラスがこういう状態になるとのことで、想像しただけでも武者震いがくる。とんでもない所だ。

ある程度、固め打ちができたところで船長から「サイズを狙いに行こう」との提案で移動を開始した。

ホワイトアイランド沿いを西へ島を舐めるように船が走り、途中、島のリーフに差し掛かったところでキャストをしながら船を流す。
天候は回復してド晴天!気持ちのいい景色が目の前に広がる。
そしてキャプテンがまた声をかけてきた。

「おい!伊藤、今から入るところは54kg出たところやで(関西弁解釈)」

2Fのデッキで魚探を見ながら船長が画面を指す。またまたとんでもない海底が映し出される。起伏に富んだ地形・・・というか、船の上からでもテッペンが見えるんじゃないか?と思えるほどそびえ立つ柱が点在するポイント。ここも底取りができないと一発根ガカリ必至の場所。ここはジギングでもキャスティングでもOKとのことなので、また前後で分かれて釣りを開始した。

私はジギングにて攻めてみる。
案の定、幸いロストは無かったものの、すぐに根がかりする。集中してないとラインも根にコスるし、ジグも根がかりする。ジグを落としても、スグに底に落ちたと思えば、次の落としでは80mくらいラインが出る。 「どんなトコやねん(汗)」

ここでは1流しで誰かに1匹・・・みたいな感じで拾い釣り。でも、上がる魚は朝のラッシュと比べサイズはいい。8kgクラスがコンスタントに釣れてくる。やはり沖目はジギングに歩があるようだ。

ひとしきり攻めたところで再度移動となり、前日に三谷氏がラインブレイクした大場所へ向かった。さすがに三谷氏は鼻息荒くリベンジに燃えている。

また荒々しい根が画面に映る。「OK!」キャプテンがスタートコールを発した。

私も最初はキャスティングで開始をするも、どうしても魚が深いような気がしたので10投程度でジギングに切り替えた。

そして2回目のフォールで「ドスン!」待望の重量感がロッドに伝わってくる。これはまぁまぁのサイズだ!「二の轍は踏まない!」ドラグを締めて最初からガチ勝負に出た。

ロッドがきしみ、PEラインがピンピンに張っている。でも怖がらない!

幸いにも魚が浮いてきた。昨日同様15kg前後の魚体がクルーの手によって船内に引き上げられた。本当にこの魚はアングラーを楽しませてくれる。

数回目の流しだっただろうか。
左舷側の胴でジギングに切り替えていた木戸氏に待望のヒット!さすがベテラン。冷静に魚を寄せている。「デカイっすか?」と尋ねると何やら首をかしげている。最初はさほど大きく感じなかったらしいが、途中から急にドラグが出だしたとのこと。「デカイんちゃいます!?」と皆が見守る中、木戸氏は懸命にポンピングを繰り返す。グイグイとティップが揺れている。
P1040527
しかし、その瞬間に・・・プツン・・・・

ラインブレイクだった。
しかし、木戸氏はあくまで冷静だった。
「途中から引きが変わった。サメちゃうか?」
上がってきたリーダーはプッツリと切れている。船上では議論紛糾。サメだったのか?デカかったのか?迷宮入りとなってしまった。

時をすぐにして今度はトモでリーダー葛原氏がいいサイズを掛けた。ジリジリとラインが引き出されている。こいつもデカイぞ。

少しの間、一進一退の攻防が続いていたが、こちらも「プツン!」ラインブレイク・・・ではなくジグは付いている様子。フックアウトか。上げてきたジグをまじまじと確認するとアシストフックのアシストラインが切れている。「なんじゃ!?」

ここでもまた議論が飛び交う。「サメか?」「ヒラマサの歯か?」アシストラインが切られるって滅多にないやろ!またまた迷宮入り・・・

その後も葛原氏は魚を掛けるがラインブレイク。今日はツイてないのか?

正午を過ぎたあたりから緩やかな時間が流れていく。流せば誰かがヒットするがラッシュには入らない。そんな時間が流れていた。
13:30頃だった。船長から「お前ら何時に港へ帰る必要があるんだ?」との問いに送迎の車が来るのは16:00、ストップフィッシングは14:30には沖上がりしないと間に合わない状況だった。

そんな話をしているときにトモでリーダー葛原が3度目の正直!ロッドを曲げた。

今回は今までにないロッドの曲がりを見せる。「今日イチ!!」明らかにサメでなければデカイ!皆が手を止めてやりとりを茶化しながら見守る。耳に残るようなドラグの悲鳴、強い魚のようだ。

すぐに海底の形状を確認する。底はフラット。根ズレの心配はない。「ジックリ行けよ!」皆から激が飛ぶ。息切れしながら両手でロッドを握る葛原氏・・・
早く上げないとシャークアタックも怖い。しかも、何故か近海仕様のライトなタックルで掛けている。

丁寧にやり取りして、残り20mくらいまで寄せてきた。メンバーが船から身を乗り出して魚体が浮いてくるのを見守る。

青白く光る魚体が横向きで浮き上がってきた。「デカイデカイ!」

リーダーがリールに納まり、クルーが水面に横たわった魚のエラに手を入れた。

「よっしゃーーーーー!!!」思わず全員から声が上がりガッツポーズを見せる葛原氏。

キャプテンも2Fから降りてきて今回初の従量計が取り出された。

揺れる船の上で従量計のデジタルメーターが振れる。
「20kg~23kg」までを行ったり来たり。なんにしても今回の最大魚であり、キープの許しが出た魚となった。

お決まりの膝乗せで撮影会。至福の時である。ヒットルアーはSecond Stage☆ 刃 今回の遠征用に制作した「ニュージーランド・シルバー」320g。

kingfish SecondStage 刃 シルバー今日の残り時間は30分程度、皆、有終の美を飾るためにも最後の力を振り絞りジギング、キャスティングにて魚への思いをぶつけていた。

無情にもキャプテンから「Last one!Go around!」最後の1流しとなった。

全員、懸命にニュージーランドの景色を目に焼付けながらロッドを振る。そして、秋江氏にHIT!ラストフィッシュかと思いきや、私にもHIT!

最後の最後で私が魚を掛けることができストップフィッシングとなった。

アキエ_SecondStage刃アキエ_SecondStage刃2イトウ_SecondStage 刃レッドヘッド

イトウ_SecondStage 刃レッドヘッド2

そして時間は予定をオーバーしてキャプテンが慌てて船首を港に向けた。
タックルを洗い、後ろ髪を引かれながらマリーナで仕舞い支度を進める。

船長が時間があればビール飲もうと誘ってはくれていたが、帰路の予定もあり、断腸の思いで断った。「もう一回ベストシーズンに来い!そしてデカイの掛けろ!」とキャプテンが嬉しい言葉を最後にかけてくれた。

 

初の海外遠征に伴い、今回新たに開発した「ヘビーウェイトタイプ」のジグ、KUROBAKUオリジナルカラー(プロトタイプ)ですが、バランス、ヒットパターン、フォーリング速度、ヒットカラー等、好釣果にとう結果にもあらわれ、満足のいく結果となり、今後の販売に向けて制作を進めていきますので、どうぞご期待ください!

 

——–今回メンバー伊藤が用意したのは、以下のタックル。——–

ZENAQ FOKEETO FS53-8
ZENAQ FOKEETO TUNA FC83-4
MC WORKS SEVEN MILES SM816CR
シマノ08ステラ10000PG×1/16000HG×1/20000HG×1
YGK ガリスウルトラジグマンWX8 PE#6
YGK ガリスウルトラキャストマン
FULLDRAG WX8GP-D PE#8
プロセレ ナノダックス ショックリーダー
130lb/170lb

<ルアー>

   Sjig KUROBAKUスペシャル「爆」(プロト) 300mm/250g

   Second Stage☆ 刃(プロト) 240mm/320g

   Second Stage☆ 玄武

   ナムジグ 他

kingfish_カツハラ

 

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Feb 24, 2015

2015/2/ 海外遠征 in ニュージーランド vol.1

黒潮爆裂組、初の海外遠征、ニュージーランドへ。

今回、海外へ釣行企画が出てから、数か所の候補地から、

「キャスティングもジギングも楽しめるニュージーランドでキングフィッシュを狙いに行こう!」

という提案から話が進み、ちょうどKUROBAKUとして新たなジグの開発進んでいたところであったのと

この新開発ジグのテストも兼ね、いざ「ニュージーランドへの釣行」が決定しました。

この時期NZはサマーシーズンで釣り以外でも観光客の来訪が多い時期。ましてやキングフィッシュのシーズンともなると、さすがに船の手配が難航。

そしてある日、ツアー会社から電話が・・・「何とか船を手配できそうです!」との吉報が。

「どこになりますか?」

「この時期だとシーズン終盤になりシブイかもしれませんが、数箇所候補はあります。その中で比較的安定しているのがオークランドから車で300km走った ファカタネという場所から出港してホワイトアイランド(火山島)周辺でトライしてみられますか?船もラッキーなことにファカネタでは有名なシルバラード号 を取れそうです。」

無事に船の確保もでき、「黒潮爆裂組」ニュージーランド、ホワイトアイランドへの釣行が決定しました。

ニュージーランドのキングフィッシュは「とにかくガチンコ勝負だ!」と経験された方々から多くの情報を得ました。釣行先のホワイトアイランドは活火山島で 周囲のポイントとなる場所は溶岩隆起などでボトムが起伏に富んだ場所。しかもヒットして根からひきずらないと一発根ズレでヤラレると皆が口を揃えて言われ る。まったく日本ではイメージ沸き難い中海外遠征用のタックルを選定し、様々なケースを想定して入念な準備を行う必要がある。 でも・・・制約もある。
航空機への持込荷物の制限だ。

今回の遠征メンバーは6名。そうなるとキャスティング、ジギング両方のロッドがそれなりの本数になる。

今回利用した航空機は大韓航空。SKYTEAMのマイルもそんなにあるわけではなく、アップグレードも望めないため荷物は一般的な上限23kg×1個(体積は3辺合計277cmまで)までとなった。
それを超えると超過料金で膨大な金額を払わないといけなくなるのだから、いかにコンパクトにまとめるかが勝負となる。

「1人ロッドは4本まで!」そういうルールを設定したが、メンバー6名×4本で最大ロッドは24本・・・そんなに入るロッドケースは市販では無い。そうなると「作るしかない!」とメンバーが自作でロッドケースを作った。

しかし、実際に詰め込むと重量や長さに少し無理があり、一抹の不安が残る。超過料金覚悟で持ち込むことにした。

ロッドケース

ジグの方は今回の遠征に新たなラインナップとしてS-jig KUROBAKUスペシャル「爆ジグ」の300mm / 250g と

Second Stage☆ 刃~yaiba の240mm/320gのオリジナルカラーを制作。今回のジグ制作のコンセプトは「ヘビーウェイト・ジグ」!いざニュージーランドでの実戦へ。

Sjig KUROBAKUスペシャル 爆 300mm 250gSecondStage yaiba 刃

 

<実釣初日>
タックルを抱えモーテルから徒歩5分のマリーナへ向かう。
集合は7:00だった。

指定された船着場に到着すると、シルバラード号のキャプテンとクルーが船で待ってくれていた。キャプテンを見ると、何やら少し気難しそうな感じの人で口数 も少ない。少し不安がよぎったが、後でキャプテンに聞くと、「日本語がわからないので不安で口数が減っていた。」と教えてくれた。挨拶を済ませ、クルーが慣れた手際でタックルを船に積み込み早速出港。
乗船したシルバラード号はとても快適で、1Fキャビンはクルーザー特有のリビング形式でソファーで寛ぐことができ、2Fのトップデッキも広々としており、魚探、GPSの装備は充実していた。

シルバラード号シルバラード号2

 

マリーナを出港し、目的のホワイトアイランドまでは約1時間30分。天候は曇り。
海況は少しだけウネリはあるものの問題はない。

出港して1時間ほど経つとホワイトアイランドが目の前に見えてくる。火山の煙をモクモクと上げ、日本ではなかなかお目にかかれない風景にメンバーは興奮気味。ファーストポイントのキャスティング準備に入る。

ホワイト・アイランドカツハラ

 

ポイント周辺に到着すると、沖からの風と海流がモロに島へぶつかる場所のようで波が高い!でも、釣りができないレベルではない。

キャプテンから開始の合図があり、沖からカケ上がり沿いに磯場へ向けてミヨシに3名、トモに3名の体制でキャスティングを開始した。ミヨシは比較的広いの だが、フィッシングレールが思いのほか低く、船が揺れると身体を固定する場所が微妙な位置で少し釣り辛い。トモは広いが、キャスティングの振り幅がとり辛 いのでフルキャストは難しい。

景色は目の前に広がる活火山を見ながらキャスティングをすると、とても壮観で爽快!ポイントはいかにも魚が出そうな雰囲気アリアリの場所。
水深は真下で20m。ヒラマサのポイントって感じの場所でした。

一流し目はノーバイト、二流し目でメンバー秋江氏にHIT!
5kg足らずのファーストフィッシュを上げることに成功。船長に聞くと、ここはサイズより数の場所とのことで小さい方が先に口を使ってくる。とはいえ、中にデカイ奴が混じるので気を抜かないように。と指示が入った。

アキエ氏

メンバーもファーストフィッシュを見てキャストにも力が入るが続かない。何回かバイトはあるものの乗らない状態だった。

船長から「見切って移動しよう」とのことだったので、言われるがまま移動を行った。

しかし、何度も言うが、ホワイトアイランド島という島の景色は本当に綺麗で壮大だった。垂直断崖あり、リーフあり、魚の気配をムンムンと感じる場所でウズウズが止まらない。

少し移動をして、島から少し離れた「根」に移動した。

根といっても水深100mから20mまで突き上げた水中の柱のような根。
魚探をみて、「なんじゃこりゃ・・・どんな起伏やねん!」画面を見たら底はガタガタ。底取りできないと一発で根がかりやん!キャプテンがポイントによって キャスティングかジギングか指示をしてくれる。ポイントによってはミヨシはキャスティング、トモでジギングといったように分かれて釣りをする場合もある。

そんな根が周辺に点在しており、船は根の上を数回流して移動していくプチランガンスタイル。今のところ魚からの反応はない。

3箇所目くらいだったか、ポイントに到着して船長が「魚いるよー!」と声をかけてくれた。私はトモでジギングに切り替え、「セカンドステージ刃320gレッドヘッド&シルバー(プロト)」を落とした。底取りが命だと考え、着底を確実に
取るには重いジグが欠かせないと実感した。深い根の場合は400gあってもいいぐらいだった。潮はそんなに流れていない。いわゆるドテラで根の上を通していく。

3回目の落としだったかと思うが、底から5シャクリくらいのところで私にもファーストヒット!「ドスン!」一気にティップが引き込まれる!ファーストラン が始まった。ステラ10000番のドラグが鳴く!「うひょー!」と声を上げながらギンバルにグリップエンドを刺し、両手で耐えてみる。

海外経験の多いメンバー秋江氏から「ドラグ締めて!ショートパンプで頭をこっちに向かせて!」と激が飛ぶ。

私は恐る恐るドラグを「チリチリ・・・」と徐々に締めながら、ポンピングで寄せてみる。少し魚が止まり、寄ってきてると思い一気に巻きに入る。
ロッドに重みが伝わり、大きく頭を振っているのがマジマジとわかる。「これ・・・結構あるんちゃうん!?」と心で思いながらラインスラッグを絶対に出さな いようにポンピングを続ける。残り30mくらいだったか?また魚が船を見たのか走り出した!せっかく巻いたラインがまた引き出される。

イトウイトウ2

 

 

そして・・・・ティップがトゥン!!!!

あ!フックアウト!!!!

「マジかぁ!!!!!!????」

痛恨のバラシである。
少しの間、悔しさが収まらず呆然としてしまった。
メンバー皆にチャカされ、悔しさ倍増!!

気を取り直して新たなポイントに入り直す。
ここは一発大物とのことで、海底からの隆起岩が突き出ている「いかにも」という雰囲気の場所。根も荒く、起伏に富んだ海底が魚探に映る。

周りに目をやると、いたるところで水面がバチャバチャ。ベイトの群れが魚群を
作っている。こちらでは「ブルーマオマオ」というアオイサキの仲間が水面をバシャバシャと群れを成している。見るからに真っ青な南方系の魚を思わせる魚体で、そこだけ水面が真っ青。
(葛原氏がプラグを投げ込み30cmくらいを1匹掛けていました)

そのとき、ミヨシでキャスティングを行っていた三谷氏のロッドが大きく曲がった!「デカイ!」と皆が声を揃えた。各自投げたり、落としていたプラグ、ジグを回収してメンバー全員フォローに回る。

こういう時に同船メンバーの意識が合うということは非常に重要だと思う。誰かが掛けると、状況判断によると思うが周りのアングラーがラインを回収してフォ ローに回ることで周囲とのライントラブルを避け、魚を確実に獲れる環境ができる。もちろん、ラッシュ時には常に周囲とのライントラブルを想定し、その時々 の状況判断の上、協力し合える関係もオフショアでは重要な要素ではないだろうか。

さて、弓なりになるロッドを両手で耐えている三谷氏。
結構ドラグを締めているハズのソルティガDFからドラグの音が鳴り止まない。三谷氏は腰を落とし、魚との距離を詰めるために決死のポンピングを続けている。メンバー皆、上がってくる魚に期待を寄せ、冗談混じりで激を飛ばす。三谷氏

一瞬だった・・・

弓なりになっていたキャスティングロッドが元の状態になり、三谷氏は落胆の表情を浮かべる。「あーーーーーーーーー!!!」根ズレでラインブレイク。

NZ到着初日にアドバイスをしてくださった佐藤氏の言葉を思い出す・・・「根ズレはNZの洗礼ですよ(笑)」

これか・・・
今にも地団駄を踏みそうな三谷氏。気を取り直して次イッてみよー!

そしてまた新たなポイントに到着し、私はジグで再度トライしてみた。
1流し目で再来!重い当たりと同時にラインがドラグから引き出される!「来た!」心地良いドラグ音と短いジギングロッドがバットから曲がる。獲りたい一心で回るスプールを手で抑え、一か八かの勝負。また秋江氏から声がかかる!「巻け巻け!」

「糸が切れるか魚が浮くか勝負したろやないか!」と少し荒めのポンピング。何回かラインを出されるも確実に浮いてきている。そんな中、キャプテンがしきりに言う。「早よ上げんとサメ来るでぇ!(こんな関西弁ではないだろうが)」

正直言います。「楽しい!」

そして海中から青白い物体が浮いてきた。船べりまで上げてきたときにミヨシからも声が!木戸氏ヒット!

木戸氏SecondStage 刃

ジギングに切り替えたメンバーからぞくぞくとヒットコールが。いいところに入ったようだ。

そんな中、私は魚をやっと浮かせ、クルーがリーダーを掴みハンドランディング。詳細は計っていないが15kg足らずの初キングをキャッチ。続いて木戸氏も無事キャッチ。ここからプチラッシュに入り全員安打。アベレージは7~8kgってところでしょうか。

ヒットジグは「中谷化学工業 S-jig爆250g(プロト)」「セカンドステージ刃ヘビーウェイトVer.300g(プロト)」「ナムジグ250g」その他・・・

Sjig KUROBAKUスペシャル 爆ピンキーレッドSjig KUROBAKUスペシャル グローSecondStage 刃 シルバー

SecondStage 刃 黒ゴールド

 

当日はシルバー系が良く当たっていたと思います。ヒットレンジは底から20m以内が多かった。(底から2シャクリで食った魚もいました)

こちらでは、10kg以下は即リリース。日本では完全にクーラーボックス行きのサイズだが、ポイポイリリースされる(笑)挙句は船にも上げない状態。

少し経つとラッシュも落ち着き、また流し直す。
小康状態が続いているときにリーダー葛原氏のジギングロッドが曲がった!「こいつはデカイ!」隣でシャクっていた私も即座にラインを回収し、カメラを手に持ち攻防を眺めていた。

気持ちのいいロッドの曲がりを見ながらメンバーは談笑。茶化しながら息切れしている葛原氏を笑い飛ばす。少しだけキャプテンに前進/後進のフォローを入れてもらいながら魚を寄せる。強く短いジギングロッドな分、船底に入られたときに対処がしにくいのだ。

リーダー・カツハラSecondStage 刃 レッドシルバー

上がってきたのは15kg前後のいい魚体。本日の最大魚ではないだろうか。

この時すでに13:00を過ぎていた。
ここでは帰着が15:00~16:00頃となっており、帰港には1.5時間はかかる。沖では14:30頃のストップフィッシングとなる。

その後、数箇所回るがポツポツの小型サイズを拾い釣りとなり、帰港時間となり初日の実釣はここで終了した。サイズは伸びなかったが全員安打でキングフィッシュの手ごたえを感じることができた。あとはキャストでも獲りたいなぁ。明日に期待である。

会の終盤に明日の出港時間を早めようとの結論になった。理由は、今日の朝イチに入ったキャスティングエリアで早朝ローライトの状態で入れば魚の出が良いのではないか?との結論に至った。明日は今日より早い集合を約束してキャプテン
と別れて夕食へ向かった。

2015/2/ 黒潮爆裂組 in ニュージーランド Vol.2へつづく

 

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Dec 1, 2014

2014/11/ バラムツ釣り

黒爆メンバー3人が和歌山県・第八大洋丸さんでの深海魚「バラムツ」釣りに行ってきました。

まずは今回のターゲット「バラムツ」

日中、バラムツは500~1000m前後に生息し、夜になるとエサを求めて100m~200m前後まで浮上してきます。
そこを狙い撃つわけですから、必然的に「夜のターゲット」となります。
大きさは50キロを超えるものもあり、驚異的なパワーを秘めたターゲットであり
浮き袋がない深海魚であるため、水面まで上げてきても疲れを知らず船の周りを眼を光らせながら泳いでいる姿は「深海モンスター」と言えます。

一年中狙えますが、型、数ともに秋がベストシーズンと言われています。

過去、黒爆メンバーでのバラムツ釣行では、30kgオーバーを一人数匹という釣果を上げてきましたがこの日はなぜか「PEラインを何度も切られる」という怪現象が連発(*・0・*)

最初原因が何かつかめなかったのですが、

クロタチカマス(スミヤキ)の「マーカー切り」ではないかと思われます。

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バラムツ釣りに限らず、中深場での釣りで、このスミヤキに

PEラインを切られることがあるそうで、
スミヤキは道糸の「マーカー」を餌と勘違いして
噛み切ることがあるそうです。

その為、マーカー無しのラインに巻き替えるという手段をとるアングラーも多いようです。

 

 

 

 

そんな中、スミヤキの「マーカーアタック」を掻い潜りメンバー二人にバラムツがヒット!

P1020233

P1020243

 

今回、メインのバラムツは36Kg、26Kgの2匹、そしてクロタチカマス(スミヤキ)は20匹ほどという釣果でした。

バラムツはオリジナルジグ 370g クロタチカマスは赤いS-jigでの釣果でした。

スミヤキの「マーカーアタック」によりルアー、ワイヤーリーダー、PEとロストし、コスパの高い釣行となりましたが、貴重な体験となりました。

 

Sjig_baku1Sjig_baku3

近々、発売予定のS-jig KUROBAKUスペシャル『爆』

数々のフィールドテストを繰り返し、ようやく販売できるクオリティーに仕上がってまいりました。
詳細は追って報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 

————– 使用タックル —————–
【ロッド】
GTロッド + ダイワ ソルティガ6500H(PE-6号)
ダイワSALTIGA HIRAMASA 56HS
MC Works
【リール】
ダイワ ソルティガ6500H(PE-6号)
ダイワ ソルティガ5500H(PE-4号)
ダイワ ソルティガ5000H(PE-4号)

【ルアー】
オリジナルルアー 370g
S-jig (赤)

【ライン】
バリバス PE4号~6号

【リーダー】
バリバス Premium Quality 30号 105lb(ソフト仕様)
バリバス Premium Quality 40号 140lb(ソフト仕様)
ワイヤーリーダー
【フック】
Gamakatsu「管ムロ40号」

 

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Nov 10, 2014

第20回SSFTオフショアトーナメント

和歌山県すさみ町で毎年秋に行われるオフショアトーナメント。

毎年黒潮爆裂組メンバーは参加しており、今年も大物、入賞を狙い参戦してきました。

KUROBAKUウエア日の出時間も遅くなり、まだ暗いうちの出船となりました。和歌山といえども朝はだいぶん肌寒く感じます。

出港前出船

 

メンバー全員、入賞を目指して船に乗り込みましたが、この日は潮の状態も読みにくい状況。

ほかの船ではキハダも上がっていましたが表層、ジギングともまとまった反応が感じられない中での釣りでした。

ハガツオ

はがつお

 

 

 

 

 

 

 

 

途中「ハガツオ」やその他のバイトはあるものの、入賞に値するサイズの魚はヒットせず

そのまま終了となってしまいました。

帰港し、表彰式・昼食会、各クラスに豪華賞品が陳列されていましたが今回は商品に届かず。

豪華賞品

 

今回は、よい釣果はだせませんでしたが、来年のこの大会では、ぜひリベンジを果たしたいと考えております。

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